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現代における地域マネジメントには、
ブランドの概念を注入しなければならない。
地域をブランドと見なした時、
従来の地域マネジメント手法と何がどう違うのか?


地域ブランド逆説参照>>


まずは立脚点として、ブランドの性質を持つ“まち”を捉える視点には、2元ある、2者の主体がいるということを深く理解しなければいけません。 従来型の地域マネジメントの当事者は、コペルニクス的転回を自らに課すことで、先が見えてきます。

送り手が関与できるのは、地域の属性や基礎的な機能だけです。
それらは、ネーミングを変えたり、認証制度などで品質を管理したり、施設を建設すること。
しかしそれでは受け手は関与できず、与えられた物を消費するかどうか、決めるだけの存在となってしまいます。そこには、移り気な消費者の顔しか、ありません。ただ消費するだけの行為に、成熟化した生活者はもはや満足しません。情報の利器を持つ生活者は、こころ動かしてくれる満足(違い)を求めて、さっさと他所へ移動します。

したがって送り手は、属性や機能に加えて、受け手が“まち”に関与できるしくみを用意しなければいけません。属性や機能を決定するだけで全力を使い切ってしまう従来型の計画では、現代においては、“まち”は確立されないと認識すべきでしょう。
俗にいう「付加価値」とは、こういうことです。

ただし、地域マネジメントするのはあくまでも、送り手です。最初の1球は、送り手が投げ込まなければ、受け手は投げ返しようがありません。
投げ返してくれそうな、“まち”のしくみをどう創造するか、これが従来の地域マネジメント手法と大きく違う点でしょう。

送り手は、この立脚点を前提として、すべてを発想し直し、地域振興を計るべきです。

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