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3.3つのマネジメント作業



視覚と聴覚、嗅覚、3つの共通感覚で“まち”を捉える


ブランド・モデルの構築は、ブランド・マネジメント全体の作業から見れば、ほんの一部分にすぎません。受け手が積極的に“まち”づくりに参加してくれるようになるには、さまざまな作業が必要となります。

ブランド・マネジメントは、大きくは3つの作業領域に分けることができます。

ゼロからのブランドを立ち上げる時はまず「ブランド・ビルディング」作業が必要となります。ブランド・モデルの構築は、この作業の中核です。それこそコンセプトワークといえます。ブランド・モデルが構築できて、具体的な商品開発やネーミング、プロダクトデザイン、価格決定、チャネル開発など、具体的なブランド開発が始まります。

受け手に届けられる形が出来上がると、同時に、受け手にどのように認知していただくか「ブランド・コミュニケーション」作業が必要となります。現代においては、ただ広告・PRすれば良いだけでなく、店舗の棚や接客態度、配送の途中から社長の言動まで、あらゆる接点を通じて、一貫性を持ってブランドをコミュニケーションしていくことが求められます。
ブランドの領域によっては、受け手同士のコミュニティ形成など、受け手がブランドに参加できる場をつくることもブランド・コミュニケーションの役割となります。

この2つの作業の、意思決定基準ともいえるのが「ブランド・マーケティング」作業です。競合ひしめく市場の中で、いかに独自性を保ち、競争優位性を獲得していくかそれを企画するのがブランド・マーケティングですが、実現するには商品開発の段階での変更や、あるいはコミュニケーションとの連動がなければ成り立ちません。もちろん、データ収集のための市場調査もこれに含まれます。

ブランドの確立には、この3つの作業が欠かせません。そしておわかりのように、3作業とも領域は重複しており、明確に分けることなどできません。舞台演劇を楽しむ時、目と耳、そして劇場の匂いも渾然一体となって、感動するのと似ています。ブランドマネジャーたるもの、常にいま何が足らないか、解決するにはどの作業をすべきか、ぐるぐると回しながら並行してブランドを管理していかなければいけないのです。

これを“まち”づくりにも援用します。言い換えれば
「“まち”の構築/開発」
「“まち”づくりへの参加を誘う戦略的広報」
「“まち”の競争優位性確保」
となります。
ともすると、街の開発だけに偏りがちです。最近ですと、単に地域団体商標を登録しただけなのに、 “地域ブランドになれた”と考えるところが増え、薫習房は心配でなりません。しかも、ブランド・モデルの構築も曖昧なままに、ほとんど“総論賛成各論反対”の状態で地域マネジメントが行われているケースが多いのではないか。それでは、効果がないのは当たり前です。

薫習房では、受け手との接点開発や、競争優位性の戦略開発まで含めて、地域マネジメントを捉え、指南させていただきます。

また、大消費地である首都圏における質の高い市場調査も提供しています(「指南の献立表」参照)。


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