第102回《1998年1月より通算196回》 日本酒と料理を楽しむ会
2013年12月25日開催

飲み干した銘酒稀少酒と、「オールザットジャズ」の料理



今月は、「人気一」を飲み倒しました。

「人気一」を造る人気酒造は、新しくて、古い蔵です。
福島県二本松にこの蔵ができたのは、2008年、おそらく日本で一番新しい酒造メーカーです。

二本松には、「人氣」という、明治30年創業の蔵が昭和初期に一旦休眠していたブランドが有りました。
新創業したのは、同じ市内にある「大内酒造」の大内達氏と「奥の松酒造」の元社長遊佐勇人氏。
どんどん工業製品化していく日本酒づくりを憂いて、新たしい製造体制を創ろうと理想に燃えて、立ちあげたのがこの蔵であり、その際、日本酒づくりが盛んであったこの土地の遺産から名称を引き継ぎ、そして
銘柄名には「一」を加えて、「人気一」としたそうです。

その理想の造りとは、、、。
すべて、昔ながらの手造り、吟醸造りというこだわり。
効率ばかりを求めて、何もかもを機械に頼ってしまうやり方では決して造ることのできない酒が、そこからは生まれてきます。

吟醸の造りながら、定価1,680円のお酒から、人気一の最高峰1万円の「大吟醸」まで、
すべて昔ながらの手造り。
F1日本グランプリ、シャンパンファイトにも使われる「人気一」は、日本酒とともに外国に知れ渡っていくお酒になることでしょう。

2013年を締めくくる、美味しい酒宴となりました。

<酒選テーマ>
 蔵元を囲む「人気酒造」 企画:藤倉久男名誉会長
    福島県二本松市山田470

出品酒(写真右から)

●「モダンクラシック 純米大吟醸」人気酒造で売上げNO.1 の吟醸酒、手頃な価格で、軽く香り高い。酸度1.7
●「モダンクラシック 純米吟機」米の旨味が感じられるの純米酒、パランスのとれた食中酒。燗で飲みたかった
●「赤人気 伝統酒」いろんな酒米をブレンドすることで、吟醸造りながら1,680円を実現。人気酒造では普通酒。
●「Rice Magic スパークリング RED」アルコール7%、古代米で赤い色の米だけで造ったスパークリング
●「初しぼり」今年の新米新酒純米です、生なのに、フレッシュばかりでなく旨味もあって、◎です。五百万石
●「11 純米原酒」アルコール11% しかない純米の原酒です。11%で止まってしまう特殊な酵母。白ワインのよう。
●「にごり純米吟醸」新米新酒のにごり。2度火入れで辛口の純米吟醸に仕上がっていて、甘いにごりとはまったく違う、世界。また飲みたい。
●「長期熟成酒 1998」まろやかさの中にも、15年ものとは思えないフレッシュ感。
●「純米大吟醸」『人気しずく』という人気酒造の酒米を100%使用。精米50%、酸度1.8。
●「大吟醸」人気ーの最高峰、アル添してバランスをとった最高品質。薫り高く濃醇で、最高の1本でした。






 今月の会場は 「オールザットジャズ 
  

実は枝豆ではない「青大豆」。乾燥して売られているものだそう。とても美味しいかったあ!

ジャズの安心できる人しな「手製スモーク」。チーズに鯖。

泉州産玉ねぎ
こちらも定番「ポテサラ」。


なんか、フランス料理のような、美しい冬野菜。

後半戦、記憶が乏しく、、、肉じゃが?

肝共和えカワハギ
イカゲソ炒め


「サヨリ丸干し」



 

(2013年12月25日水曜日開催)
藤倉
左、人気酒造の紅一点、東京営業担当の松本さん。元気な飲みっぷりでした。右、蔵元遊佐社長と懇意な我会初代幹事の藤倉さん。さすが顔が広くて、企画が途切れず助かります。





《日本酒と料理を楽しむ会 アーカイブ》
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第100回131023開催の「稲花」と柏庵の料理は  こちら
第101回131127開催の「三芳菊」とKirazの料理は  こちら