第223回《1998年1月より》 日本酒と料理を楽しむ会
2016年3月23日開催

飲み干した「梅錦」、そして「柏庵」の料理


今月は、
四国愛媛の酩醸「梅錦」を堪能しました。

旧川之江市金田で明治5年に創業。
愛媛の地酒蔵としてずっと愛されて来た、伝統の蔵です。
商品は幅広く、日本酒のみならずリキュール類や粕取焼酎なども醸しています。
1995年には他に先駆けて地ビール「梅錦ビール」も製造。
新しいこと、おいしいことに、チャレンジする蔵の姿勢が見てとれます。

酒米も、
雄町や吟風、玉栄などさまざまな種類を使っていますが、
今回選んでいただいたお酒は、麹米がすべて山田錦。

大きな蔵ですが、梅錦のこだわりを、飲み尽くした感のこの夜でした。

<酒選テーマ>
蔵元を囲む「梅錦」 梅錦山川株式会社 ゲスト:加来和仁さま

【出品酒】(写真左から)


1)「つうの酒」吟醸酒
2)「熟成純米酒」
3)「酒一筋」純米吟醸 原酒
4)「封印酒」純米吟醸
5)「光久」純米吟醸
6)「純米大吟醸 」純米大吟醸
7)「究極の酒」大吟醸
8)「蔵開き」吟醸生酒

「光久」は、1975年〜の地酒ブームを先導した、東京池袋の酒販店名物店主の名を冠したお酒だそうです。
その名は「甲州屋」児玉光久さん。43歳という若さで亡くなるも、大手蔵の酒しか流通しない時代に、“地酒”という流れを酒販店の立場で巻き起こし、その功績は計り知れないという。「梅錦」が今あるのも、児玉氏のお陰という感謝をこめて名付けられた。
今回の出品の仲でも秀逸の、純米吟醸でした。





 今月の会場は そば・割烹「柏庵  
  


酒菜盛、左から「姫サザエ煮」「玉子焼き」「そば豆腐」「キノコ時雨煮」はとても美味しく


「はるかオレンジ」はヨーグルト入りふわトロ。

泉州産玉ねぎ
揚物は「r怨恨はさみ揚げ」


焼き物は、愛媛産の「せとかオレンジ」に「天然ぶり」を乗せて焼いた、梅錦に相応しい逸品。オレンジも皮ごとおいしく、鰤にいい香りを染み込ませていました。

お刺身は「石垣島生鮪」「黒鯛」「鯵」「熟成鰤」


煮物は「若竹煮」


お椀は「蛤よせ」。すり身の中に蛤を忍ばせ、春の菜の花で彩りを加えた椀仕立て。  
玉子とじそば
食事はもちろん、柏庵「せいろ」。


デザートは、プディングだったかしら?

(2016年3月23日水曜日開催)

美智子さん
東日本担当営業の加来氏
。お世話になりました。




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第221回160127開催の「田从」と京矢の料理は  こちら
第222回160224開催の「松崎セレクト」と樽一の料理は こちら