
今月は、
熊本から、“熊本酵母”と“赤酒”の『瑞鷹』をお招きし、少しでも地域経済再建に貢献しようと目論みました!
1867年創業の歴史を誇る『瑞鷹』は、熊本の誇りとして地元に愛されてきた酩醸です。
昨年の震災では、川尻蔵が大きく損傷し、製造にも支障がありましたが、
少しずつ日常の商売が再建しつつあるようです。
落ち着きを取り戻したこのタイミングで、震災お見舞いの意味も込め、出品をお願いしました。
吟醸酒を造る上で欠かせない「協会9号酵母」。これは実は、
熊本で生まれた(分離実用化)されたのであり、吟醸酒の聖地としての経緯から
通称“熊本酵母”と呼ばれている訳です。
今では代を継ぎ、熊本酵母と協会9号は同一ではないようですが、
日本酒の技術向上も、この酵母なくしてあり得ませんでした。
どなたも聞いたことのある『香露』の蔵元である「熊本県酒造研究所」が生みの親で、
いわば、熊本県下の酒蔵が共同で運営する“技術開発研究所”と言えます。
歴代「熊本県酒造研究所」の社長は従って、熊本の酒蔵が持ち回りで勤めていて、
現在の社長が『瑞鷹』社長の吉村浩平氏という、関係です。
そんな蔵に、エールを贈るのも意義深いと思います。
『瑞鷹』はまた、
“赤酒”でも有名です。みりんのような調味料として知られますが、赤酒も祝い酒として熊本では飲まれます。
http://www.zuiyo.co.jp/akazake/
ぜひこれも飲んでみたいと、ラインナップに組み入れました!
赤酒は参加人数分購入し(お年玉として配布!)、また有志には別途商品を購入していただき、
合わせて売上31,553円を震災お見舞として、同社にお渡しすることができました。
まあ、蔵元上京の飛行機代で消えてしまう金額ですが、心意気だけでも受け取ってください!
<酒選テーマ>
蔵元を囲む「瑞鷹」 ゲスト:五代目次期蔵元・吉村謙太郎氏
【出品酒】(写真右から)
1)瑞鷹 純米大吟醸 金
2)瑞鷹 純米吟醸 崇薫 20BY
3)瑞鷹 純米吟醸 雄町
4)吟醸酒 吉祥瑞鷹
5)純米酒 菜々 生原酒
6)純米酒 菜々 77%
7)芳醇純米酒 瑞鷹
8)瑞鷹 しぼりたて生原酒 瑞鷹
9)東肥 本伝赤酒
5)純米菜々 生原酒は、蔵元の首かしげを押し切って燗をすると、みごとに上がりました。熱々燗で◎
8)しぼりたて生原も美味しかったです。
そして赤酒! しつこい甘さじゃなく、とても美味しいリキュール! 好きな女性は多いのでは?
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