第231回《1998年1月より》 日本酒と料理を楽しむ会
2016年11月22日開催
飲み干した「新川屋酒撰」、そして「あなごや吉五郎」の料理
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今月は、
気になるお酒を入手しようと探っていくと、行き当たる酒販店、「新川屋佐々木酒店」。
その若旦那がいま注目する銘柄を酒撰してもらい、そのラインナップを楽しもうという企画です。
東京下町は人形町 甘酒横丁にて大正4年に創業。
専門店ではなく普通の酒屋ですが、日本酒やワインに力を入れており、
地域と味わいのマッピングを意識した銘柄を取り揃えている。
味わいの地図の中に燗の温度帯もあり、そのこだわりようは首都圏酒販店随一と見ている。
日本橋から日本酒を盛り上げようと、酒バルなどの企画でも大活躍中。
そんな、佐々木ワールドを愛でる夜にしましょう!
会場は、初となる「あなごや吉五郎」。
同じ日本橋界隈、老舗鮨店「蛇の市」の小料理屋部門であるが
その名の通り、穴子専門店。いや〜〜、久しぶりに“◯◯づくし”の感激を味わいました。
酒撰とのマリアージュも、最高でした!
<酒選テーマ>
蔵元を囲む「若駒」 ゲスト:柏瀬英子女将 若駒酒造 栃木県 小山市小薬169
【出品酒】(写真左から)
【乾杯】 酉与右衛門 純米吟醸 阿波山田錦 火入れ 26BY
【1】 古伊万里 前 吟醸 辛口
【2】 田光(たぴか) 純米 一回火入
【3】 誉池月 純米 生原酒 超辛口 佐香錦
【4】 越前岬 純米 生 協会6号
【5】 龍力 生もと純米 山田錦
【6】 一念不動 純米吟醸 原酒 但馬強力
【7】 綿屋 大吟醸 酒界覇王
レベルの高い酒撰でした。
乾杯酒としての「酉与右衛門」が吟醸香が高く◎、特に印象に残ったのが、3)の「田光」。冷やで良しぬる燗で良し、あつ燗で◎。
5)の「越前岬」も◎でした。
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今月の会場は 「あなごや吉五郎」日本橋室町1-6-7 TEL.03-3241-8897
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感激の「穴子のお刺身」。初めて食べました。こんな美しく、味も乗っているのですね。
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「焼き穴子」に、とろろがけ。若布ときゅうりで歯ごたえも良く。 |

「骨煎餅」、この辺りは鰻の扱いで来たか、といった感じ。
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穴子と言えば「白焼き」が一番好きという方も多いのでは
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こちらは「鮭のホイル包み」、開けた時のしめじの香りも秋らしさ満点。
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本店は1階のお寿司屋さんだけあって、「お刺身盛り合わせ」もネタが違います。鰹、鰤、鮪、帆立、〆鯖。
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おつまみタイムも豪華。上から、「牡蠣酒蒸し甘辛」「穴子巻玉子」「安肝大根煮」「奈良漬けチーズ」「鶏柔らか煮」。
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揚物はずばり「穴子天」。やっぱり、これは食べたい。
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食事はお出汁の「穴子茶漬け」。記憶がうっすらですが、穴子寿司も、出たかと。
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(2016年11月22日火曜日開催)

佐々木酒撰人。新川屋さんは今後も注目です。
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《日本酒と料理を楽しむ会 アーカイブ》
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第221回160127開催の「田从」と京矢の料理は こちら
第222回160224開催の「松崎セレクト」と樽一の料理は こちら
第223回160323開催の「梅錦」と柏庵の料理は こちら
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第225回160525開催の「山猿」と、じょうの料理は こちら
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