第63回《1998年1月より通算157回》 日本酒と割烹料理を楽しむ会
2010年9月22日開催

飲み干した銘酒・稀少酒と 四谷「酒徒庵」の料理



今月は、地酒ファンの中でも1〜2の人気を誇る「獺祭」の登場です。この会でも、約2年ぶり2回目となり、前回同様大盛況でした。
こうして「獺祭」を並べても、違いがなかなか分からないですね。でも、これで良いんです、という話をお出でいただいた木下さんとしました。どの種類の「獺祭」かは手に取ってじっくりラベルを観ればよく、パッケージデザインに求められているのはまずは、他の蔵の銘柄との違いであり「獺祭」を印象づけること。
これをしっかりやっている旭酒造さんは、地酒蔵会の勝ち組。
その上、旨いときた日にゃあ、呑まずには居られません。

<酒選テーマ>
 蔵元を囲む「獺祭」 酒選:木下容明さま(旭酒造 取締役)   企画:椿阪信弥

出品酒(左から)
 
●「磨き二割三分」
●「磨き三割九分」
●「純米大吟醸45」
●「純米大吟醸50」
●「遠心分離 磨き三割九分」
●「遠心分離50」
●「遠心分離50おりがらみ」
●「夏仕込 しぼりたて」
●「温め酒50」

●「発泡にごり50シャンパン瓶」

 今月の会場は 干物と牡蠣「酒徒庵」
 新宿区四谷1-23 上野KGビル1F   電話03−3351-6119
 http://www.shutoan.com/food.html
  

前菜には「酢の物」「海老の塩焼き」「南瓜蜜煮」に、右上が「蒸し鶏バジル風」。そして右下が酒徒庵らしい「牡蠣の燻製」。牡蠣です!

「先付」は、しめじ、こんにゃく、人参の白和え。

この会の頃はまだまだ不漁が伝えられていましたが、「秋刀魚の干物」。干物が酒徒庵のもうひとつの看板。
刺身が隠れるほどの薬味が載った「鰹のたたき」。タレもおいしかったですよ。
「鮭のけんちん蒸し」。けんちん蒸しというと、もう少し野菜具沢山のイメージですが、シンプルに来ました。

締めの食事は「きのこ炊き込みご飯」と片口でいただく「みそ汁」でした。
今月の逸品、もちろんSeptemberは「牡蠣」の季節。今年は気仙沼産が大丈夫のようですね、絶品。

(2010年9月22日水曜日開催)

旭酒造の東京ご担当、木下さん。山口県から見ると、食の都大阪を通り越して、やはり東京が売上の多くを占めるとか。われわれのような酒の会も、断然東京が多いのだそうです。いろんな地方の人が集っている街だからでしょうか。

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