第92回《1998年1月より通算186回》 日本酒と料理を楽しむ会
2013年2月27日開催

飲み干した銘酒稀少酒と、 「酒徒庵」の料理




今月は、いやはや
この会らしいというか、さすが店長というか、本当に堪能しました。

まずは地元じゃないと飲めないという、希少でしかも極上の銘柄ばかり10銘柄。

酒徒庵の竹口店長に、約1年ぶりに酒撰していただきました。

恐らく触れたことのある銘柄は、五十嵐酒造の「五十嵐」くらいのものでしょう、でも酒質が違うでしょうからこれとて初利きです。

これだけ珍しいものが揃うと、何も蘊蓄はいりません。ただただ、恐れ入って、楽しく高揚しました。
ありがとう、店長!

<酒選テーマ>
 「滅多に飲めない隠れ蔵」 酒撰:酒徒庵店長 竹口敏樹氏

出品酒(写真右から)

●「金鼓 純米うすにごり」無濾過生原酒(大倉本家 奈良県香芝市)
●「五十嵐 純米吟醸直汲み」無濾過生原酒(五十嵐酒造 埼玉県飯能市)
 同蔵の主銘柄は「天覧山」ですが、女性蔵人が醸したものだけにこの「五十嵐」を冠しているそうです。
 従ってせいぜい数石の量しか造っていない稀少酒。
●「福田 純米吟醸」(福田酒造 長崎県平戸市)
 同じ九州でも長崎は、焼酎も造るけど日本酒もがんばる蔵が多いそうです。
 主銘柄は「福鶴」ですが、「福田」も跡継ぎ竜也氏が造った酒だけに冠しているそうです。
●「近江藤兵衛 純米」無濾過生原酒(増本藤兵衛酒造場 滋賀県東近江市)
 同じく、主銘柄は「薄櫻」。当主の名を冠したこのお酒は、限定流通品。
●「撫瓜 純米吟醸」無濾過生原酒(日本泉酒造 岐阜県岐阜駅前)
 岐阜市の玄関口、駅前のビルの地下で造られる銘柄。わずか200石程度の製造の内、さらに希少な50石ほどが
 この「撫瓜だでか」。命名は、なんと酒徒庵竹口店長。
●「神雷 純米」無濾過生原酒(三輪酒造 広島県神石高原町)
 ここも200石ほどの零細蔵。主銘柄は「神雷」ですが、このデザインのラベルは酒米八反錦を使用した限定版。
●「西條鶴 純米」無濾過生原酒(西條鶴醸造 広島県旧西条市)
●「蒼斗七星 純米吟醸」(青砥酒造 島根県安来市)
 同じく、主銘柄は「ほろ酔い」など。五代目の次期社長が醸したものだけに「蒼斗七星」を冠した。
●「和心 辛口純米」無濾過生原酒(難波酒造 岡山県津山市)
 主銘柄は「作州武蔵」など。県産米にこだわったのが「和心」。飲んだのは酒米「朝日」65%磨き。
●「俳聖芭蕉 純米吟醸」(橋本酒造場 三重県伊賀市)



 今月の会場は 干物と牡蠣「酒徒庵
  

小鉢「蒸し馬鈴薯」。赤いのが酒盗で、この塩っ気が酒飲みには堪りませんでした。新たな“ポテサラ”と言っても良い!

先付「あんかけスープ」。ひと品目で、お腹をやさしく、、、

煮物「根菜と豚肉煮」。
変わり刺身「〆鯖の燻製」。これ、美味かったです! 盛りつけも見事!!
酢の物「もずく梅酢白子」。

揚げ物「牡蠣の磯辺揚げ」。

焼き魚「トラウトサーモン 粕漬け焼き」。酒粕は、陸奥八仙の吟醸酒。

食事「雑炊」


(2013年2月27日水曜日開催)

竹口店長は、国酒多様性の救世主だ!!!!


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