第90回《1998年1月より通算184回》 日本酒と料理を楽しむ会
2012年12月26日開催

飲み干した銘酒稀少酒と、 「きの字」の料理




今月は、
「若い蔵人が醸した個性的な酒を愉しむ」と題し、椿阪酒選人+きの字の料理でしこたま飲みました。
年の締めくくり、なんと9本も用意して、大判振る舞い。さすがに、飲み切れませんでした。

日本酒業界をとりまく環境は、非常に厳しくまさに冬の時代ですが、そんな中、
小さな造りなので全国的に流通することなく、あまり知られていなくても、
長年地元で愛されてきた小さな酒造蔵がたくさんあります。
そのような蔵のなかには、若い蔵人が他の蔵の仲間と競い合い、切磋琢磨して、過去から脱皮した「旨い酒」造りに励んでいるところが少なくありません。
日本酒文化を守るためにも、このような酒造蔵を応援しませんか?
日本各地の小さな蔵(例外も)で造られている個性的な逸品をラインナップしてみました。

<酒選テーマ>
 蔵元を囲む「若い蔵人が醸した個性的な酒を愉しむ」 酒撰人:椿阪信弥

出品酒(写真左から)

●「十一州」純米大吟醸 新十津川町産吟風 45%精米
  日本清酒株式会社(北海道札幌市)
●「田从」山廃純米 16BY 秋田産ひとめぼれ 60%精米
  舞鶴酒造株式会社(秋田県横手市)
●「福祝」特別純米  播州産山田錦 55%精米
  藤平酒造合資会社(千葉県君津市久留里市場)
●「屋守」純米吟醸無調整生詰 広島県産八反錦 50%精米
  豊島屋酒造株式会社(東京都東村山市)
●「三千櫻」純米にごり酒 五百万石 60%精米
  三千櫻酒造株式会社(岐阜県中津川市)
●「太陽の赤石」純米無濾過生原酒 兵庫県産山田錦 50%精米
  太陽酒造株式会社(兵庫県明石市)
●「雁木」純米無濾過生原酒 初搾り新酒 山田錦 60%精米
  八百新酒造株式会社(山口県岩国市今津町)
●「南」無濾過純米 中取り 松山三井 60%精米
  有限会社南酒造場(高知県安芸郡安田町)
●「山の壽」純米吟醸原酒 雄町 55%精米
  山の壽酒造株式会社(福岡県久留米市)



 今月の会場は 「きの字」小暮宏行氏
  

ひと品目は「三元豚と旬野菜 酒粕煮」。平田牧場の美味しい豚と、「佐久の花」の極上酒粕を使用。

スモークがかかった「寒ブリの変わり刺身」。薬味の赤いつぶつぶは、カリカリ梅、食感が楽しい。

見た目は普通ですが「ラム肉ネギしゃぶ」、全く臭みもなく。
日本酒に「菜の花入りトマトソーズ リガトーニ」。きの字ならではの逸品。
「煮奴っ子」。

「合鴨と下仁田ねぎ焼」。

きの字の楽しみの1つ、「あん肝みそ」。今回はスティックサラダに付けていただきました。黄色人参と早稲独活。
締めは「カキ飯とお出汁」。ゴロンと丸々太った牡蠣が絶品。


(2012年12月26日水曜日開催)

今年一番の冷え込み、忘年会で忙しい中、22名が個性的な隠れ酒を楽しみました。


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