第93回《1998年1月より通算187回》 日本酒と料理を楽しむ会
2013年3月27日開催

飲み干した銘酒稀少酒と、 「醇」の料理




今月は、
人気の銘酒、山口の「雁木」を飲み干しました。

地元だけの限定酒や発売前の朝しぼりなど、東京ではまずは飲めない銘柄が揃いました。

また今回お願いした酒撰人・日下部さんは、日本酒業界でも珍しい“代理人”をされていて、この会でも応援したいと思っています。
酒販店でも卸でもなく、もちろん特定の蔵の“東京営業契約社員”でもなく、複数の地方の、実力のあるしかし零細な蔵の販売営業という“仕事人”です。もちろんこの日は、「雁木」の法被を着て八百新酒造の人間として、参加です。
そんな苦労人のお話も聞きながら、銘酒を楽しみましした。

<酒選テーマ>
 蔵元を囲む「特別な雁木を味わって戴く」 酒撰:日下部 康徳氏(八百新酒造代理人)

出品酒(写真右から)

●純米活性にごり
 今季発売前の我らが初利き。まだ詰めたてに等しいスパークリング。
●「純米大吟醸 鶺鴒 雁木」
 山田錦40%精米。化粧箱入り、雁木の最高峰。
●「純米大吟醸 ゆうなぎ」
 山田錦45%精米。上品な中にも食中を意識したバランス。
●純米大吟醸朝しぼり
 「ゆうなぎ」を搾ってすぐに出荷するという純米大吟醸生原酒。地元しか出回らず、通常商品ではない。
●純米吟醸槽出あらばしり
 春の季節限定酒。微妙におりが絡んでいる搾りたての味をご堪能。
●純米槽出あらばしり
 雁木の原点「純米無濾過生原酒」の季節限定酒。「純米吟醸あらばしり」、「ひとつ火」と呑み比べ。
●純米吟醸
 山田錦50%精米。雁木の中でもマイルドな一本。いつの間にか杯数が進む酒。
●純米ひとつ火
 山田錦60%精米。メリハリのあり、オールマイティに楽しめる。冷酒からお燗まで。
●錦乃誉純米
 地元向け商品も全て純米酒となった八百新。呑みやすさを基調としている。敢えて雁木と比較し、蔵の姿勢を味わう。




 今月の会場は 和酒Bar&Dining「
  

前菜から「菊芋きんぴら」。牛蒡のような食感で、美味しい逸品!

前菜2品目「ばい貝旨煮」。

前菜3品目「春キャベツ」。赤いのは酒盗、この塩辛で和えるのが少し今年の流行。
刺身「かんぱちとたこのカルパッチョ」。艶やかないいネタでした!!
煮物「おでん盛り合わせ」。

焼物「鰆のソテー トマトソース」。

冷菜「竹の子のポテトサラダ」。柔らかい色合いはまさに春の逸品。

油物「鶏の煮おろし」

食事「新ひじきの炊込み御飯」
(2013年3月27日水曜日開催)

日下部さん。これからもどんどん、小さな蔵の応援、よろしくお願いします!


《日本酒と料理を楽しむ会 アーカイブ》
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