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地域ブランド逆説 1 | 2 | 3


街の送り手にとって2.で説明した環境の変化は、革命的ともいえます。この事実を受け止めるためには、逆説的に『“まち”は受け手が創るもの』くらいに考えを改めなくては追いつきません。

現代において、それでも“まち”を振興させ、
活性化させるにはどうしたら良いのか?
虚像を扱うことができ、イメージをコントロールするに長けた
ブランド・マネジメント手法を用いるしかない。

これが、地域ブランドが注目されている核心です。

にも拘らず、未だに多くの場面で使われる“ブランド化”の用語や概念は、いったい何を指すのでしょう?

そこには暗黙の前提として“ブランドではないもの”があるようです。“ブランドではないもの”をブランドにする、という送り手の奢りが潜んでいます。
では“ブランドではないもの”とは一体なんでしょう? それは“ブランド化”という用語で語られるときに取られるアクションを眺めてみると、その暗黙の前提が分かってきます。
多くの地域で行われているアクションが
・新たなネーミングやそのデザイン化
・ロゴマークの公募
・送り手側が自ら定めた規準による“ブランド認証制度”
・地域団体商標出願
などです。 少し変わった名称やロゴマークを持てば“ブランドになれる”と考えられているようです。制度として規準を持ちそれを管理すれば、ブランドとして“認め”られる。地域団体商標の登録査定を受けた時点で“地域ブランドになった”“国から地域ブランドとしてお墨付きを得た”という誤解。
どうやらまだ、“記号”“印し”があるかないかという、古典的な概念が大勢を占めているようです。

『ブランドは受け手が創るもの』という概念とは、力を入れるべきところが違うような気がします。

今どき、ネーミングという言葉は子どもでも使いますし、ロゴマークを作ったからといって、あるいは商標が登録されたからといって、どれほどの生活者が違いを認め共感してくれるでしょうか? ときに安全安心が乱れることがありますが、安全安心は本来当たり前なのであって、規準が新たに設けられたからといって、受け手はすぐに価値があるブランドとは認めてくれません。

“ブランド化”という概念でいる限り、なかなか効果 が上がらないのはこれでお分かりいただけるのではないでしょうか。

薫習房では、すべての商品、サービス、そして地域をブランドだと考えます。ただ、より多くの受け手からより強く共感を持たれているか、少ない生活者からしか認められていないかの差があるだけです。 もちろんその差こそが、現代では決定的なブランド力の差となります。
薫習房では、より多くの受け手からより強い共感を得られるための「ブランド・マネジメント手法」を提供しています。





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