
今月は、
美濃土岐から『千古乃岩(ちごのいわ)』をお招きして、蔵元を囲みました。
1909年創業の「千古乃岩酒造」は、地元産の酒造米を使用し、
米の旨みを十分に引き出しながらも、キレのある味わいとスッキリとした口あたりが特徴です。
近年は、地元恵那市にある日本の棚田百選認定『さかおり棚田』産の減農薬米を原料に、
酒蔵の地下45mから汲み上げる硬度7の“超軟水”、
手間暇を惜しまず特別な製法で造る“超醇麹”で、『千古乃岩』を醸しています。
美濃と言えば焼き物の産地でもありますが、焼き物を支える粘土層を通った地下水は、超軟水になるのだそうです。
お出でいただける中島大蔵氏は、農大醸造学科出身の蔵元杜氏。
伝統・革新・継承を理念に、伝統産業『美濃焼』や日本の原風景である『さかおり棚田』等とコラボすることによって、
『酒造り』を通して『日本の伝統』を継承し、その情報を発信する『酒蔵』を目指していらっしゃいます。
<酒選テーマ>
蔵元を囲む「千古乃岩」 ゲスト:中島大蔵氏 千古乃岩酒造
【出品酒】(写真左から)
1、大吟醸 ひだほまれ 精米40% 岐阜酵母 27BY
2、純米吟醸 五百万石 50% 岐阜酵母 27BY
3、辛口純米酒 五百万石 60% 協会7号 27BY
4、特撰本醸造 ひだほまれ+五百万石 60% 協会7号 27BY
5、純米吟醸 原酒 さかおり棚田米(ミネアサヒ) 50% 岐阜酵母 27BY
6、純米大吟醸 原酒 ひだほまれ 精米40% 岐阜酵母 25BY
7、純米しぼりたて生酒(冬季限定の商品を取置きして) 五百万石 60% 協会9号 28BY
8、純米吟醸 生原酒(冬季限定 〃 ) さかおり棚田米(ミネアサヒ) 50% 協会9号 28BY
9、山廃純米吟醸 22BY
いい蔵でした。「3)辛口純米」はスペック的には日本酒度+9でしっかり味があって、◎
「さかおり棚田米」のミネアサヒとは食米。最近どの蔵も食米を原料に、旨い酒を醸すようになってきていますが、「5)純吟原酒」は◎でした。
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