第236回《1998年1月より》 日本酒と料理を楽しむ会
2017年4月26日開催

飲み干した「千古乃岩」、そして「京矢」の料理


今月は、
美濃土岐から『千古乃岩(ちごのいわ)』をお招きして、蔵元を囲みました。

1909年創業の「千古乃岩酒造」は、地元産の酒造米を使用し、
米の旨みを十分に引き出しながらも、キレのある味わいとスッキリとした口あたりが特徴です。
近年は、地元恵那市にある日本の棚田百選認定『さかおり棚田』産の減農薬米を原料に、
酒蔵の地下45mから汲み上げる硬度7の“超軟水”、
手間暇を惜しまず特別な製法で造る“超醇麹”で、『千古乃岩』を醸しています。
美濃と言えば焼き物の産地でもありますが、焼き物を支える粘土層を通った地下水は、超軟水になるのだそうです。

お出でいただける中島大蔵氏は、農大醸造学科出身の蔵元杜氏。
伝統・革新・継承を理念に、伝統産業『美濃焼』や日本の原風景である『さかおり棚田』等とコラボすることによって、
『酒造り』を通して『日本の伝統』を継承し、その情報を発信する『酒蔵』を目指していらっしゃいます。



<酒選テーマ>
蔵元を囲む「千古乃岩」 ゲスト:中島大蔵氏 千古乃岩酒造

【出品酒】(写真左から)


1、大吟醸 ひだほまれ 精米40% 岐阜酵母 27BY
2、純米吟醸 五百万石 50% 岐阜酵母 27BY
3、辛口純米酒 五百万石 60% 協会7号 27BY
4、特撰本醸造 ひだほまれ+五百万石 60% 協会7号 27BY
5、純米吟醸 原酒 さかおり棚田米(ミネアサヒ) 50% 岐阜酵母 27BY
6、純米大吟醸 原酒 ひだほまれ 精米40% 岐阜酵母 25BY
7、純米しぼりたて生酒(冬季限定の商品を取置きして) 五百万石 60% 協会9号 28BY
8、純米吟醸 生原酒(冬季限定 〃 ) さかおり棚田米(ミネアサヒ) 50% 協会9号 28BY
9、山廃純米吟醸 22BY

いい蔵でした。「3)辛口純米」はスペック的には日本酒度+9でしっかり味があって、◎
「さかおり棚田米」のミネアサヒとは食米。最近どの蔵も食米を原料に、旨い酒を醸すようになってきていますが、「5)純吟原酒」は◎でした。


 
 今月の会場は 旬酒場「京矢」銀座店 
  


お通しの「烏賊酢味噌和え」。


お刺身は「鰹のたたき」。



今月は、焼き八寸。左から「平目昆布〆」(もちろんお刺身ですが絶品なので愛嬌愛嬌)、「鶏しぎ焼き」、

「焼豚」、「山桃蜜煮」旨い!、自家製「からすみ」、「かき蕗味噌焼」、


「すずき木の芽田楽」。


揚物は「穴子の唐揚げ」。  
玉子とじそば
煮物「竹の子粕汁」。


食事は「焼きおにぎり明太茶漬」

(2017年4月26日水曜日開催)


蔵元杜氏/中島大蔵さん。いい酒を作り、かつ夏場は積極的に海外プロモーションもこなす、精力的な方。この蔵も絶対伸びるでしょう!



《日本酒と料理を楽しむ会 アーカイブ》
第230回以前の記録は右から辿ってください  こちら
第231回161122開催「新川屋酒撰」とあなごや吉五郎の料理は こちら
第232回161221開催の「白扇」とじょうの料理は  こちら
第233回170125開催の「瑞鷹」と柏庵の料理は  こちら
第234回170222開催の「朝日山」とすいどうばし越州の料理は  こちら
第235回170322開催の「橋野ワールド」と兎屋の料理は  こちら