第36回 日本酒と割烹料理を楽しむ会 より
2008年6月25日開催

「割烹美輪」の創作料理の数々

そして
飲み干した銘酒・希少酒

(2008年6月25日水曜日開催)

権田社長、歌「直実」までご披露いただきありがとうございました! 実は、この会で歌った蔵元は、権田山が初めてです。


「割烹美輪」(TEL:03-3364-1308)への

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今月は、43年前の古酒を話題に“蔵元を囲もう”会です。阿部さんの企画で、地元埼玉 ・熊谷市のの権田酒造に来ていただきました。銘は「直実(なおざね)」。1965年に既に純米吟醸を造り、それを今、秘蔵酒と命名するも通 常商品として販売できるのは、おそらくここだけ。年間生産量が300石ということですから、ほとんどが地元熊谷での消費。埼玉 お隣といっても、めったに飲める銘柄じゃありません。

(左から)
●「清酒 直実 特別純米」(酒米:地元熊谷産さけ武蔵 精米60% 日本酒度+1.0 酸度1.2)
 埼玉県の酒造好適米「さけ武蔵」を吟醸造りで醸した酒
。「直実」の基本。旨味とコクを出すため、4段掛けを行った
●「清酒 直実 蔵出し生酒」(原料/麹米:〃産さけ武蔵精米60%、掛米:あけぼの他精米65% 日本酒度+1.0 酸度1.2)
 埼玉独自の酵母「かおり」で醸した、しぼりたての生酒。アルコール分は17%
●「清酒 直実 おり酒」(同上)
 搾ったばかりのお酒に残っているお米や麹などの細かな粒子(おり)をろ過せずビンに詰めた生酒
●「清酒 直実 特別純米」(酒米:地元熊谷産さけ武蔵 精米60% 日本酒度+3.5 酸度1.6)
 埼玉県の酒造好適米「さけ武蔵」を吟醸造りで醸した酒
●「清酒 直実 秘蔵酒」(酒米:広島産八反 精米50% 日本酒度−19 酸度2.3)
 昭和40年2月に醸造した純米吟醸。ラベルは30年となっていますが、市販されている日本酒の中ではおそらく
日本一古いお酒。 てりのある透明な琥珀色、枯れた香り、シェリー酒のような甘み。日本酒の新しい楽しみ方ですね。
●「清酒 直実 純米吟醸」(酒米:兵庫産山田錦 精米40% 日本酒度+4 酸度1.4)
 同じくこの純米吟醸も、2年以上熟成させてある。違いを利きくらべましょう
●「清酒 直実 大吟醸」(酒米:兵庫産山田錦 精米40% 日本酒度+4 酸度1.3)
 埼玉独自の酵母で醸し、旨さとまろやかさを増すため、これも2年以上熟成させた酒

右の写真が、43年もの「秘蔵酒」。琥珀色の具合が、よくわかりますね。

こんにゃくの最高峰といわれる「広島こんにゃくの煮物」。関東でもいろんな産地がありますが、料亭などでは広島産が高級品として重宝されているとか、、、知りませんでした。他の素材は、平貝、イカ、エリンギ。

「すり身だんご素揚げ」。いつも大体最後の1品前あたりに登場、すり身はイカだったかエビだったか、酔っぱらって覚えていません!

写真では見た目悪いかもしれませんが、新作でおいしかった「卵と大豆の海苔合え」。

「エビの唐揚げ」。少し南蛮漬け風の味付けで、殻ごとバリボリ。申し分なし!

「ホタテとアスパラの炒め煮」。旬のアスパラガスは、おいしい!