第239回《1998年1月より》 日本酒と料理を楽しむ会
2017年7月26日開催

飲み干した「空 蓬莱泉」、そして「兎屋」の料理


今月は、
奥三河から『蓬莱泉』をお招きして、蔵元を囲みました。

難読地名は全国にありますが、
愛知県設楽町もそのひとつ。名古屋や新幹線、工業地帯のイメージの強い愛知ですが、
“したら”郡は山里。
のどかな中山間地に、誰もが知る地酒蔵「関谷醸造」は1864年創業しました。

『蓬莱泉』『空』『一念不動』など、
多くの方は飲んだことがあり、憧れが飲んで納得に変わる銘柄だと思います。
しかし、
ちゃんと系統だって飲んだことは、おそらく少ないでしょう?

小さな蔵を愛でるこの会としては、
関谷醸造は大きな蔵ですが、その全体像を造り手の思いを聞きながら、
銘柄それぞれの特徴を知って酔える、、、
こんな機会はなかなかないと思います。

当日は、
レーサー資格も持つ(!)蔵元関谷 健氏にお越しいただきました。
初代幹事の藤倉さんの人脈で、計画することができました。




<酒選テーマ>
蔵元を囲む「空 蓬莱泉」 ゲスト:関谷 健氏 関谷醸造

【出品酒】(写真左から)


1)蓬莱泉 朋
2)蓬莱泉 空 純米大吟醸
3)一念不動 純米吟醸55%
4)蓬莱泉 純米吟醸 熟成生酒 和
5)明眸 純米造り
6)蓬莱泉 特別純米 可。
7)山廃純米 七
8)蓬莱泉 人生感意気
9)一念不動 純米大吟醸45%
10)蓬莱泉 霞月

『一念不動』シリーズは,原則地元の酒米を使う銘柄。3)は「夢山水」,9)は「但馬強力」。
『明眸』は,瀬戸にあった蔵の銘柄で、廃業時に引き受け造るようになったもの。
1)『朋』は山田錦45%精米ながら,自家製の粕取焼酎を添加しているため,特定名称を名乗れない、、高級酒。



 
 今月の会場は 和酒鮮菜「兎屋」 
  


素材のいい「お造り」。鯛と平目 かな?


前菜

泉州産玉ねぎ
箸休め「k運勢4点」鯖、いぶりがっこ、ジャーキー、スルメ


「和牛たたき」。


サラダ「モッツァレラ」


「夏野菜の揚げ浸し」


兎屋名物「和牛すき焼きコロッケ」  
玉子とじそば
「稲庭うどん」。


ごちそうさまでした。

(2017年7月26日水曜日開催)


地酒蔵なのに、省力化できるところは積極的に先進危機を導入してらっしゃる関谷社長。その意図は、人の手でしかできない工程をより高めるため。
蔵の直売所では年間1億円売り上げるのだとか、毎週末何百人も山奥まで足を運ぶという事実。それだけ、魅力のある蔵なのでしょう。これからの地酒蔵のひとつの手本なのかもしれません。




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