第38回 日本酒と割烹料理を楽しむ会 2008年8月27日開催

「割烹美輪」の創作料理の数々

そして 飲み干した銘酒・希少酒

今月の逸品は「焼き穴子と茄子の煮こごり」「チーズ卵パテ」。特に女性陣から驚嘆の声。

「大豆とさつまいもの海苔合え」。少し甘い味付けながら、日本酒の肴としてもばっちり。

美輪にしては少し珍しい一皿「芋の衣のエビとジャガ フリッター」。大将、ジョンを意識したか?
「お新香盛り合わせ」。なってことないけど、とにかくおいしいお新香。水茄子と茗荷とミニキュウリ
今月は「烏賊のスリミ団子」。サクサクの衣とホカホカの団子が、抜群です。

最高級の「枝豆」。他には、「生麩と里芋」「帆立、さつま揚げ、さやえんどうにごぼうの炊きあわせ」、美輪名物「エビとオニオンサラダ」、最後は「ガーリックライス」でした。

今月は、世界への「日本酒の伝道師」ジョン・ゴントナー氏に酒選をお願いしました。
1988年来日、英語教師やエンジニアとして働くかたわら、日本酒の世界に目覚め、98年から日本酒の海外への普及活動に専念。現在は日本酒輸出協会理事、海外への日本酒の輸出に関するコンサルティング、国内外の雑誌や新聞等への寄稿等を行ってらっしゃいます。
今アメリカNYなどで“SAKE”ブームといわれている、その仕掛け人の一人であるわけです。著書に「日本人も知らない日本酒の話」(小学館)など、また毎週発行されるフリーマガジン「メトロポリス」に日本酒コラムを執筆。

日本人以上に日本酒に詳しいゴントナー氏に選んでいただいた酒のテーマは

「繊細な酒、微妙な味わい」。
幹事などは、2本目あたりまでは『む、繊細だ』『おお、これは微妙だ』と知ったかぶっておれましたが、それ以降はもうまったくお手上げ状態。いやあ、出身は関係ありませんな。



【左から】
●「会津娘 純米吟醸」(高橋庄作酒造店/福島県会津若松市)
原料米:雄町 精米50% 日本酒度:+3 穏やかな香りと、なめらかな口当たり。

●「羽陽一献 特別純米山廃」(中沖酒造店/山形県川西町)
原料米:出羽燦々 精米60% 腰の強い酸味と奥行きの酒。冷やで飲んでも間で飲んでも良し。

●「墨廼江 純米吟醸 中垂れ」(墨廼江酒造/宮城県石巻市)

●「長珍 19BY純米吟醸 しんぶんし50」(長珍酒造/愛知県津島市)

●「不老泉 純米大吟醸 山廃仕込 木桶仕込 無濾過生原酒」(上原酒造/滋賀県新旭町)

●「吟醸酒 國暉」(國暉酒造/島根県松江市)

●「旭菊 綾花 純米瓶囲い」(旭菊酒造/福岡県久留米市)
原料米:山田錦 精米60% 日本酒度:+3 地元筑紫地区で契約栽培した山田錦のみで醸した酒。旨味とやわらかなコクが特徴

●「水尾 純米大吟醸」(田中屋酒造店/長野県)

(2008年8月27日水曜日開催)

ジョン・ゴントナー氏。ナイスガイでした。日本語もほぼ完璧、日本酒への造詣は、言葉以上! 日本酒が世界の常識になるのも、案外早いかもしれません。その陰に、ジョンあり!


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