第50回 日本酒と割烹料理を楽しむ会 2009年8月26日開催

「割烹美輪」の創作料理の数々

そして 飲み干した銘酒・希少酒

大振りな「ツブ貝」。日本酒にはたまりませんな。

「だだ茶豆」。旬の素材、これぞ肴。

「貝柱出汁煮」。新鮮な帆立をさっと出汁にくぐらせて、松のみを散らしただけ。
「鴨と葡萄のサラダ」。スモークの鴨肉と鮭のタタキ、そして葡萄と卵。不思議な取り合わせながら、バランスのよいアンサンブル。
「蛸の酢の物」。和のサラダ、素のもの。

「茎わかめと梨」。美輪の名物料理。白く見えるのは、サメの軟骨。コリコリの食感が絶妙。
どーんと「1本きゅうり」。味噌も美輪自家製で、鰹などがしっかり摺り込まれています。 「海老と玉ねぎのサラダ」。これも美輪の定番、座れば出てくる逸品。なれど、本当に毎回旨い。
今月も「さんまご飯」。サンマがおいしい時期は、これですね。

 今月は、
「桜川」「辻善兵衛」を醸す辻善兵衛商店(栃木県真岡市)から専務で杜氏を兼ねる16代目辻寛之氏に来ていただきました。
辻善兵衛商店は宝暦4(1754)年創業ですから,250年以上の歴史をもつ蔵ですが,
現在は,下野杜氏の寛之氏を中心に地元の若い蔵人によって丁寧な酒造りがおこなわれています。
ご自身の名を冠した渾身の純米大吟醸「下野杜氏 辻寛之」も持って来ていただけました。


<酒選テーマ>蔵元を囲む「辻善兵衛」    酒選人:16代目辻寛之氏  企画:椿阪信弥
        株式会社 辻善兵衛商店    http://www.nextftp.com/dotcom/sakuragawa/

(左から)
「桜川 大吟醸 雫 斗瓶囲い(火入れ)」
   山田錦40%精米、協会1801酵母、アルコール度数17.7%、日本酒度+4、酸度1.3
   蔵元のプライド・技術の結晶した日本酒のフラッグシップ!(受注生産品)
「下野杜氏 辻寛之 純米吟醸 雫 斗瓶囲い(火入れ)」
   山田錦40%精米、協会1801号酵母、アルコール度数16.5%、日本酒度+2、酸度1.4
   下野杜氏の名を冠した香り高く味わい深い、蔵元一押しの酒
「辻善兵衛 純米吟醸 無濾過中取り(生)
   五百万石53%、T‐1デルタ酵母、アルコール度数15.8%、日本酒度+2、酸度1.6
   絞りたての味をそのままに、酒本来の味と香りを残す無濾過中取り
「世は満続 純米吟醸(火入れ)」
   酒米等未発表
   蔵元が自信を持って奨める酒、食中酒にも最適(限定品)
「辻善兵衛 純米(火入れ)」
   酒米未発表、協会9号酵母、アルコール度数16.5%、日本酒度+3、酸度1.6
   熊本9号の純米ならではのしっかりした味と香り、燗も好し
「桜川 吟醸酒 とちぎ酒14(火入れ)」
   とちぎ酒14 60%精米、T‐1酵母、アルコール度数17.7%、日本酒度+4、酸度1.4
   栃木の酒米で醸した吟醸香高く透明感ある旨さと酸味の調和した酒
「辻風」
   
「辻善兵衛 純米吟醸 雄町 槽口直汲み(生)」
   雄町55%精米、T‐1デルタ酵母、アルコール度数17.8%、日本酒度+2、酸度1.7
   絞りながら瓶詰めした酒、フレッシュで微発泡の原酒(限定品)
「桜川 特別本醸造(火入れ)」
   五百万石65%精米、協会701号酵母、アルコール度数15.9%、日本酒度+3、酸度1.4
   吟醸にはないしっかりした味、温めの燗でも美味しく飲める瓶燗火入れの酒
 仕込み水
(2009年8月26日水曜日開催)

辻専務、経営も手伝いながら下野杜氏でもある氏は、優しい性格の作り手という感じでした。若手バリバリ。今後が楽しみ。


「割烹美輪」(TEL:03-3364-1308)への
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