第242回《1998年1月より》 日本酒と料理を楽しむ会
2017年10月25日開催

飲み干した「長門峡」、そして「柏庵」の料理


今月は、
長州の古都・萩から『長門峡』にお越しいただきました。
製造元「岡崎酒造場」は、旧川上村の山の中、景勝地「長門峡(ちょうもんきょう)」の近くで1921年に創業しています。
昭和のダム建設の影響で下流へ移転し、市町村合併もあり、今では萩の酒として親しまれています。

原料米はすべて山口産の酒造好適米を使用しており、仕込み水は清流阿武川の伏流水で醸しています。
伝統の技を受け継ぐ杜氏の手による、旨味重視の酒が特徴です。
原料へのこだわりから、2009年より完全無農薬米のイセヒカリを使用した純米酒も造っています。
日本で初めて日本酒リキュールに挑戦しており、
萩の名産「橙(夏みかん)」を使用した「だいだいリキュール」や「自生ゆずリキュール」も、この蔵の看板商品。
3年連続で新酒鑑評会金賞を受賞した実力を、しっかりと」堪能できました。



<酒選テーマ>
蔵元を囲む「長門峡」 ゲスト:首都圏営業 長瀬弘明さま 岡崎酒造場

【出品酒】(写真左から)


1)斗瓶囲い 大吟醸(生楽)
2)純米大吟醸50 生原酒
3)純米吟醸55
4)ひやおろし 大吟醸
5)ひやおろし 特別純米
6)特別純米 雄町 無濾過生原酒
7)特別純米 無濾過生原酒
8)完全無農薬米イセヒカリ 純米酒
9)ささにごり 特別純米 生原酒
10)だいだいリキュール とゆずリキュール

5)ひやおろし特純は,看板商品の1つ。とても◎。9)のささにごりは5)特純の生原酒タイプ。
3)純吟55と6)特純雄町は、冷やも良いし燗上がりして◎。
8)の「イセヒカリ」という米は,伊勢神宮の奉納に使われる米。



 
 今月の会場は そば・割烹「柏庵 
  


前菜「つぶ貝」と「鮭白子の燻製」。この白子が◎。「あん肝」に今年最後の「枝豆」


酢の物は「蛸と若布と菊の花」「出汁巻き玉子」

泉州産玉ねぎ
煮物「秋刀魚と舞茸」


お刺身「石垣島の生きマグロ」と「アジ」


揚物「春巻き 和風」


焼き物「ブリの照焼き」


碗種は「グジとお豆腐」お豆腐も確か何か練り込んであって、とにかく◎でした。  
玉子とじそば
食事は「柏庵のそば」。


さらにデザート「酒粕プリン」

(2017年10月25日水曜日開催)


長瀬さんは“酒蔵繁盛請負人”、長門峡以外の地方蔵の東京営業を代行していらっしゃる。こういったご商売に、支えられて小さな蔵も東京でのプロモーションが可能になります。感謝です!



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第233回170125開催の「瑞鷹」と柏庵の料理は  こちら
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