
今月は、
茨城常陸太田から、『松盛』にお出でいただき、囲ませていただきました。
「岡部合同」は、1874年この地で創業、
初代岡部林吉の信念である 手造りの精魂込めた酒造りは、月日が経っても
現在五代目六代目と引継がれ、地域に支えられ愛される酒造り、酒蔵を目指しています。
代表銘柄『松盛』(まつざかり)は、屋敷内の松、そして家業が末代まで栄えるように、また酒の神様を祭る「松尾大社」様から命名されました。
新酒鑑評会では、ここ3年連続金賞を受賞しています。
6代目 岡部彰博さんは、ソムリエ資格を取得し、いたくテロワール・ドメーヌのワインの概念に感化されたとのこと。
酒米から、地元で、市民とともに育てる酒造りを進めています。
その1本が『ご縁だね』という常陸太田自酒プロジェクトです。地酒ではなく、“自酒”です。
酒米栽培からはじめ、美山錦を農家の指導を受けながら市内の住民皆で作り、収穫した米で常陸太田産100%の純米酒を造っています。初年度の2012年は20名ほどのメンバーだったものが、今では200名に膨れ上がりました。
こうしたテロワールの動きは、応援していきたいものです。
当日は、彰博さんにお越しいただきました。
38才、この月 ご結婚されたばかり。若き当主の酒に 浸りました!
<テーマ>
蔵元を囲む『松盛』 ゲスト:岡部合同 6代目蔵元 岡部彰博氏
【出品酒】(写真左から)
1)松盛 大吟醸生原酒 うすにごり (おりを絡めた低温貯蔵)
2)松盛 純米吟醸生原酒 (地元産美山錦)
3)夏酒 松盛の夏ザカリ 純米吟醸(茨城県産品種ひたち錦)
4)昼下がりのランデヴー(4段に白麹を使用)
5)松盛 ラヴィエンローズ ~バラ色の人生~(ひたち錦)
6)岡部 純米吟醸生詰酒(茨城市販酒総選挙第1位)
7)松盛 純米吟醸 (茨城県産山田錦)
8)松盛 純米酒 (常陸太田産日本晴)
9)ご縁だね 純米酒 (常陸太田産美山錦)
4)の『ランデヴー』は四段仕込みの4段目だけに白麹米を使用。日本酒度-11酸度2.5のバランスがとても◎
7)の純吟は常温でとても美味しく、6)の純吟生詰はお燗で開きました
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