
記録を辿れば、2014年6月
『龍力(本田商店)』を椿阪酒撰人のアレンジで囲んだ時、
初めて京矢さんにお世話になったのでした。
以来4年半、レギュラーのお店としてこの会を支えてくれました。
銀座のお店で、この予算で、時間制限やお燗などわがまま放題させてもらって、
なくてはならないお店となりました。
この京矢さんが、2月27日で、閉店となったのです。
(正確には,店名が替わり何らかの飲食店は続くようですが、、)
佐藤店長とスタッフの和知さんが店を移られるので、実質この会で使わせていただくことは最後になるかもしれません。
そこで、今月は
板長佐藤さんの大好きなお酒を酒撰してもらい、そこに見事な料理をマリアージュ・ペアリングしてもらおう、
と思います。
料理人が酒撰をする、この会 初と言える本格的な「お酒と料理」のマリアージュを楽しみました。
なお、
27日当日が本当の営業最終日。
佐藤さんと和地さんも、やることやり尽くして、どこかゆったりといい表情でした。
<テーマ>
「さよなら 京矢」 酒撰:佐藤貢 店長
【出品酒】(写真左から)
1)蒼天伝 (男山本店/気仙沼)
2)雅山流 (新藤酒造店/米沢)
3)富久長 シェルラバー (今田酒造/広島安芸津町)
4)水芭蕉 (永井酒造/群馬川場村)
5)谷川岳 (永井酒造)
6)王禄 八◯ 山田純米生原酒 (王禄酒造/松江)
7)貴 濃純辛口純米80 (永山本家酒造場/宇部)
8)Kagiya SEVEN 7 (成龍酒造/愛媛西条)
9)亀齢 80 (岡崎酒造/信州上田)
10)龍力 生酛特別純米 (本田商店/姫路)
11)松の寿 純米八割八分 (松井酒造店/栃木塩谷町)
4本目まではお馴染みの、お刺身に合いそうな銘柄が並び、5本目からは徐々に、酸が感じられる、少し濃い味付けの料理に合う濃醇タイプを持ってきた、という印象でした。
10)の龍力特純生酛は、最後の方だけあってお燗が抜群でした。
個人的には6)王録80 ◎でした。 |