第258回《1998年1月より》 日本酒と料理を楽しむ会
2019年2月27日開催

テーマ「さよなら 京矢」「佐藤店長」



記録を辿れば、2014年6月
『龍力(本田商店)』を椿阪酒撰人のアレンジで囲んだ時、
初めて京矢さんにお世話になったのでした。
以来4年半、レギュラーのお店としてこの会を支えてくれました。
銀座のお店で、この予算で、時間制限やお燗などわがまま放題させてもらって、
なくてはならないお店となりました。

この京矢さんが、2月27日で、閉店となったのです。
(正確には,店名が替わり何らかの飲食店は続くようですが、、)
佐藤店長とスタッフの和知さんが店を移られるので、実質この会で使わせていただくことは最後になるかもしれません。

そこで、今月は
板長佐藤さんの大好きなお酒を酒撰してもらい、そこに見事な料理をマリアージュ・ペアリングしてもらおう、
と思います。
料理人が酒撰をする、この会 初と言える本格的な「お酒と料理」のマリアージュを楽しみました。


なお、
27日当日が本当の営業最終日。
佐藤さんと和地さんも、やることやり尽くして、どこかゆったりといい表情でした。


<テーマ>
「さよなら 京矢」 酒撰:佐藤貢 店長

【出品酒】(写真左から)


1)蒼天伝 (男山本店/気仙沼)
2)雅山流 (新藤酒造店/米沢)
3)富久長 シェルラバー  (今田酒造/広島安芸津町)
4)水芭蕉  (永井酒造/群馬川場村)
5)谷川岳  (永井酒造)
6)王禄 八◯ 山田純米生原酒 (王禄酒造/松江)
7)貴 濃純辛口純米80 (永山本家酒造場/宇部)
8)Kagiya SEVEN 7 (成龍酒造/愛媛西条)
9)亀齢 80 (岡崎酒造/信州上田)
10)龍力 生酛特別純米 (本田商店/姫路)
11)松の寿 純米八割八分 (松井酒造店/栃木塩谷町)

4本目まではお馴染みの、お刺身に合いそうな銘柄が並び、5本目からは徐々に、酸が感じられる、少し濃い味付けの料理に合う濃醇タイプを持ってきた、という印象でした。
10)の龍力特純生酛は、最後の方だけあってお燗が抜群でした。
個人的には6)王録80 ◎でした。


 
 今月の会場は 旬酒場「京矢」銀座店 
  


(1皿目)先付けは「胡麻豆腐 いくら山葵」。もちろん自家製胡麻豆腐、旨い!


(2皿目)お刺身は「鰤タタキ」 


いい食材、脂がきれいに乗っていました


(順番は前後しますが、5皿目)揚げ物は「河豚唐揚げ おろしポン酢」。一人丸々一尾ずつのボリューム! 本当にうまくて、ちょうど『王録80』が合わせられました!

 


(3皿目)焼き物は「エテガレイ一夜干し 酒粕梅添え」。ちょいと梅を効かせた酒粕を薬味、これも◎


(4皿目)煮物は「風呂吹き大根 鶏味噌」。風呂吹の味噌は、やっぱり赤味噌、旨い。


(6皿目)酒肴は左から「気仙沼産生牡蠣」「焼き筍」「鰊甘露煮」「海鼠酢」「蕗味噌」「長芋山葵漬け」
玉子とじそば
「生ハム 菜の花巻」「気仙沼産若芽 酢味噌」「からすみ」「牛舌柔煮」


食事は「気仙沼産めかぶうどん」。


(2019年2月27日水曜日開催)


佐藤さん 和地さん お疲れさん!

お二人には感謝しかなく、俺に「江戸切子 ぐい呑」を謹呈しました。手に持って、乾〜杯。
※気仙沼産の食材が多く、また「男山本店」のお酒などが並んだのは、次の京矢を経営する母体が気仙沼の会社だから。差し入れをしていただけたのです。こちらも、感謝。

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