第52回 日本酒と割烹料理を楽しむ会 2009年10月28日開催

「割烹美輪」の創作料理の数々

そして 飲み干した銘酒・希少酒

写真ではわかりませんが「ホタテとひじきと椎茸」です。今月の逸品です。たぶん隠し味に梅干しを使ってあって、不思議な美味しさでした!

「味の素揚げ」。頭からパリポリ、骨まで美味しくいただけます。

「美輪風肉じゃが」という感じですか? 生麩の存在感が半端じゃないです。
「烏賊蛸棒天」。この秋の新作中、一番人気だそうです。イカのすり身にタコブツを練り込み、さつま揚げ仕立てにしたもの。マヨネーズソースも妙!
「貝のお刺身」。よって記憶が定かではありませんが、タイラギの貝柱だったと思います。トマトもたぶんインカの◯◯、という贅沢な銘柄。

美輪にしては珍しい「フライドチキン」。しっかり酒の肴用の味付けになっています。
これも見た目、よくわかりませんが「棒ダラと三つ葉」。深〜いところから、旨味がしみ出してきました。 、「鮪と胡桃」美輪の定番ともなりつつある、一品。マグロの角煮とクルミがよく合います。
締めは「ガーリックライス」。文句なし。

 

さて今月は、
秋田の大蔵・秋田清酒から『刈穂』を飲みました。秋田清酒には『出羽鶴』と『刈穂』がありますが、創業の頃から違う仕込み水(場所の違い)で2銘柄を並行して醸造していたようです。それぞれ今も変わらず、ブランドを守っていま
す。秋田清酒は、言わば専属酒販店(卸業務)にあたるのだそうで、珍しい形態の蔵だといえます。
『刈穂』は大正2年、出羽鶴酒造の兄弟会社として仙北郡神宮寺に神宮寺酒造株式会社として設立。早くから吟醸酒を主に造るようになり、昭和30年頃からは品評会入賞の常連に。特に、山廃仕込みに定評があるようです。
数ある中から、写真の6本をいただきました。


<酒選テーマ>
蔵元を囲む「刈穂」    酒選人:伊藤専務  企画:阿部保幸
秋田清酒株式会社  http://www.igeta.jp/kariho01.html

出品酒(左から)

●「刈穂 大吟醸 出品酒」 今年の出品酒。残念ながら金賞は逃しましたが、自信作

●「刈穂 山廃純米酒 番外品」 日本酒度+21の激辛口純米酒

●「刈穂 山廃 ひやおろし生詰」 10月が旬の味わいのひやおろし

●「刈穂 純米酒 6号酵母仕込」 秋田発祥の6号酵母で仕込んだ純米酒

●「刈穂 大吟醸」 刈穂独特の中硬水で醸した大吟。厳冬の冷たさを思わせるキレが特徴です。

●「刈穂 吟醸 六船舟」 香味クリアな辛口吟醸酒


(2009年10月28日水曜日開催)

伊藤専務(若社長)はこの日、京都での得意先回りの帰路。秋田へ戻る途中ちょっとだけ、東中野によってもらい、夜行寝台で帰るという強行スケジュールを組んでいただきました。感謝多謝です!


「割烹美輪」(TEL:03-3364-1308)への
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