第24回 日本酒と割烹料理を楽しむ会 より

「割烹美輪」の創作料理の数々

そして
飲み干した銘酒・希少酒


大粒の「あげまき」を何十年ぶりに頂きました。ふっくらとして、潮たっぷりのプリプリは絶品!

(2007年6月27日水曜日開催)
*撮影できなかった料理はごまんとあります。残念!


「割烹美輪」(TEL:03-3364-1308)への

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今月は、この会にしては珍しくトレンドコンシャスなテーマ
【IWC「SAKE部門>純米吟醸大吟醸の部」金賞受賞酒】を取り上げした。

世界でも最も権威があると言われるワイン・ブラインドテイスティング・コンテスト「International Wine Challenge」(IWC/ロンドン)。1983年スタートと歴史は浅いものの、50近い国地域から約1万もの銘柄がエントリーするその規模は随一だそう。そのIWCに今年から、SAKE部門が設けられました。世界で日本の食文化が認められ、多くの蔵元が海外での普及に努力した結果 でしょう。また、「酒サムライ」という蔵元若手が作る“日本酒文化を世界に広める”任意組織がIWCに強く働きかけたということです。ワインの審査員テイスターに徹底して日本酒を学ばせたので、決して“もどき”ではないでしょう。あまりいいニュースのない日本酒業界ですが、水面 下で胎動が起こっているのかもしれません。 (参考:http://www.sakesamurai.jp/news.html)

SAKE部門は5つの部で競われ、金・銀・銅メダルが送られました。
1)純米酒の部、 2)純米吟醸・大吟醸酒の部、  3)本醸造酒の部、  4)吟醸・大吟醸酒の部、  5)古酒の部
第1回の今年は、121の蔵から227銘柄がエントリーしました。 その中から「純米吟醸・大吟醸の部」金賞の全5銘柄を飲み比べました。純米吟醸大吟醸の部は全71銘柄が入賞し、その中のトップ5という位 置づけです。 これから、世界での「SAKE」のワールドスタンダードに少なからず影響を与える、銘酒たちの味をとくと比較してみましょう。

【今回選酒】左から
●「まぼろし 黒箱」(中尾醸造・広島県竹原市)
●「郷の誉 純米吟醸無濾過火入れ」(須藤本家・茨城県笠間市)
●「松の司 竜王産山田錦 純米吟醸」(松瀬酒造・滋賀県竜王町)
●「龍勢 純米大吟醸 黒ラベル」(藤井酒造・広島県竹原市)
●「雪の茅舎 秘伝山廃純米吟醸」(齋彌酒造店・秋田県由利本荘市)
○一番右は参考酒で「郷の誉 純米吟醸無濾過生酒」です。上を同じ造りながら、火入れしていないタイプを飲み比べました。

「きんきの小揚げ」。北の海の高級魚「きんき」、その小きんきを唐揚げにして、ぱりぱりと。
「牛すじ切り込み」。美輪の新作。写 真ではなかなか分かりませんが、煮込むしか知らなかった食材をこう変身させるとは、またまた脱帽です。
「鮪角煮とゆり根、黒豆」。贅沢な食材の取り合わせ、満足満足。
神奈川県産の「茶まめ」。おそらく、ダダ茶の系統を本場より早く作り、県をあげて売り込んでいるのでしょう。まずまずでした。
美輪では珍しく、椀もので「もずく雑炊」。お酒のあとに、何倍でも食べられそうでした。ごちそうさま。