
今月は、
千葉の蔵を特集しました。酒撰は、椿阪幹事にお願いしました。
『千葉のお酒って飲んだことありますか?
どんな銘柄をご存じですか?
千葉の住民だってあまり千葉のお酒を飲んでいないのではないでしょうか?
県産の魚や野菜にこだわった料理屋や居酒屋に、新潟の地酒はあっても千葉の酒は置いていないなんてことも少なくありません。
複数銘柄を置いてあるお店はホントに少ない、というのが現実なのです。
でも、千葉って隠れた酒処なのです!
水郷と呼ばれる千葉県北東部の利根川下流域は、
利根川水運で江戸と結ばれるようになったので、醤油や味噌、酒造りが盛んになり、
佐原では、江戸中期の天明7(1787)年には35軒の酒造蔵があり、東の灘とも呼ばれていたそうです。
上総や安房からは木更津船(五大力船)で直接江戸に運ばれたのでしょう。
明治33(1900)年の237軒からは大きく減ってしまいましたが、現在も30を越える酒造蔵が、ちょっと個性的な日本酒を造っています。
日本酒業界で起こっている大きなうねりとともに、千葉の酒蔵も随分変わってきました。
このところ酒質もどんどんあがっていますので、是非皆様にご紹介したいと思い企画しました。』
ずらりと、12蔵! 飲むに飲んだり!!
<酒選テーマ>
「千葉の酒を探検する」 酒撰:椿阪信弥
【出品酒】(写真左から)
1.鍋店 神崎酒造蔵(香取郡神崎町)「不動」吟醸にごり 生原酒(千葉県産・ふさこがね 60%精米)
2.東薫酒造㈱(香取市佐原)「卯兵衛」純米吟醸(千葉県産契約栽培 総の舞 55%精米、AL15~16度)
3.馬場本店酒造(香取市佐原)「すいごうさかり」純米吟醸(滋賀県産・玉栄 55%精米)
4.寺田本家(香取郡神崎町)「五人娘」純米吟醸 生酛仕込み 無濾過自然酒(契約栽培米・美山錦 60%精米)
5.飯沼本家(印旛郡酒々井町)「甲子」純米吟醸(山田錦+五百万石 55%精米)
6.藤平酒造(富津市久留里市場)「福祝」純米大吟醸 生詰(備前雄町 50%精米)
7.小泉酒造(富津市上後)「東魁盛」純米 山廃無濾過生原酒(自社田栽培米・五百万石 80%精米)
8.和蔵酒造 竹岡蔵(富津市竹岡)「竹岡」特別純米 一ッ火 無濾過(千葉県産・総の舞 55%精米)
9.稲花酒造(長生郡一宮町)「稲花」純米吟醸(八反錦 扁平60%精米)
10.東灘醸造(勝浦市串浜)「鳴海」純米吟醸 直詰め生〔赤〕(北海道産・彗星 55%精米)
11.岩瀬酒造㈱(夷隅郡御宿町)「岩の井」山廃純米山田錦 無濾過生原酒(山田錦 58%精米、AL18度)
12.木戸泉酒造(いすみ市大原)「木戸泉」純米醍醐 高温山廃仕込み(兵庫県産・山田錦 60%精米)
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